7代中村宗哲造『内丸吸物折敷5人前』裏千家5世常叟宗室御好み(共箱) トップ

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朱塗の折敷(おしき)で中央が丸形で溜塗となっている宗匠の御好らしい洒落た作品です。共箱は蓋表に『常叟好 内丸吸物折敷五人前 宗哲』として印が捺してあります。また蓋裏には、京都の竹細工師粟田元竺(元竹とあり)より注文を受けたことが判る覚書(*写真6枚目参照)が貼ってあります。内容は『覚 一、銀五十五匁 常叟好 内丸吸物膳五人前 一箱 箱代共 六月 塗師宗哲(印)粟田元竹様』と当時銀55匁でお求めになられた事が分かる貴重な資料となっております。全体的にスレは多少ございますが、制作されてから少なくとも180年経っておりますので、経年変化とお考え下さい。また裏側に2㎜位のあたりがございます。写真8~9枚目をご参照くださいませ。木地の大きな狂いはなく、塗は非常に質の高い良い仕事がしてあります。全体的に見ると、状態は良好でございます。一辺24.1㎝ 高さ1.5㎝共箱。【参考文献】落款花押大辞典 淡交社▢7代中村宗哲(なかむらそうてつ)寛政10年(1798)~弘化3年(1846)塗師。中村家7代。6代宗哲の弟で名は八兵衛、安一、貘斎と号し、別号黒牡丹。尾張徳川家御用品を制し、得玄の印を拝領し爾後用い、得玄宗哲という。作風は清澄にして厚く、歴代中最も洗練された技量を発揮。この代頃から美麗な蒔絵が多くなった。弘化3年2月28日歿49歳。▢裏千家5世常叟宗室(じょうそうそうしつ)延宝元年(1673)~宝永元年(1704)茶道裏千家5世家元。加賀前田候のち伊予松平(久松)候の茶道奉行。4世仙叟宗室の長男。仙叟宗室に師事する。阿部藤兵衛の屋敷内に金龍水の井戸を取り入れた二畳の茶室を好む。#自分だけの茶道具を持ってみませんか#茶わん屋食堂#茶道具#千家十職#折敷#吸物椀#塗師#漆芸#茶器#酒器#懐石#茶事#茶道#漆#酒#好み物#古美術#茶室#茶会#中村宗哲#京都#茶道#裏千家#表千家#茶の湯#美#アート

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